イラストが本や雑誌にあると、読者はよりイメージが鮮明になって、文を読みやすくなります。
またイラストは読み手を楽しい気持ちにさせます。
イラストは字とは異なった方法で見る人に印象を与える事ができるものです。
そのためイラスト技術を学ぶ事は重要です。イラストに熟達するために覚えておきたい要素を説明します。
目次
イラストの基本は鉛筆の特性を知る事
大工でも電気工でも配管工でも、職人は使う道具によく熟達していないといけません。道具を知る事は作業を上手に行うために欠かせないことです。腕の良い職人とは道具を自分の身体の一部のように扱える人のことです。
同様にイラストが上手な人は、イラストの道具つまり鉛筆などのツールについてよく知っていないといけません。道具の種類や特性について知るならどう描くべきかについても自ずと分かってくるはずです。
鉛筆の濃さの種類
鉛筆について簡単に復習しておくと、鉛筆は黒鉛と粘度をミックスした素材でできています。といってもどれも同じ出来ではなく、硬さや濃さに違いがあります。一般に○HというようにHの前に数字がついていたり、○BというようにBの前に数字があったりします。
Hとはハードという意味です。またBとはブラックのことです。HはBよりも芯が硬いです。Hの前につく数字が大きくなるにつれて粘度の量が黒鉛の量より多くなり芯は硬くなります。逆に色合いは薄くなります。
一方Bに付く数字が多いほど黒鉛の量が粘度の量よりも多くなり色合いは濃くなります。また芯の硬さは柔らかくなります。HBという鉛筆もあります。これはHとBの中間の硬度や色の濃さを持つタイプです。他にもFというものがありますが、これはHBとHの中間といった感じです。
イラストに適した鉛筆の濃さ
ではイラストに適した鉛筆の濃さはどれくらいかというと、Bに寄った鉛筆がオススメです。Hはどちらかというと製図に効果を発揮する部分があります。イラストの場合はあまり線が硬くならないようにしたいため、芯が柔らかめのものを選ぶと良いです。
つまり3B前後くらいがおすすめです。そのあたりの硬度で試してみて、自分の好みを見つけてみてください。
まとめ
イラストを学ぶには、まず鉛筆の種類や特性についてよく知る事が大事です。鉛筆と一言でいってもその種類は様々です。イラストを描くにはだいたい3Bくらいが良いですが、描くイラストの種類によって色々試してみても良いでしょう。