パソコンで描く時の練習になる?

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パソコンで描く時の練習になる?

最近はパソコン技術の発達で、いろいろな事が手作業からパソコン作業に移行しています。イラストもパソコンで描く事が可能です。

デジタルで絵を描くツールは色々あり、パソコンはもちろんタブレットでも行う事ができます。しかしパソコンで描くとしてもデッサンスキルは学んでおくと良いです。

目次

デッサンはイラストの基礎

デッサンとイラストは違います。イラストはイラストレーションの略で、挿絵など自由な絵を描くことができます。目の前の対象物を正確に描くデッサンとは絵の種類が違います。とはいえデッサンとイラストは関係があります

デッサンは観察力がある人が、観察した対象物の本質を正確に描写するものですが、イラストにもある程度の写実力は求められます

デフォルメされたスタイルとして主張するのならともかく、例えばある人物の頭や四肢や胴体の縮尺を現実のそれと同じようにイラストとして描きたい場合、自然な大きやフォルムで描かないといけません

写真のような正確さはなくても、骨や筋肉の感じなどがあまりに不自然だとイラストとして成り立ちません。デッサンは写実力を高めるために役立つ基礎スキルです。デッサン力のアップはイラスト力のアップにつながります。

パソコンで描く時の練習になる

デッサンとイラストの関係について描いていますが、デッサン力によってイラスト力が高まったなら、今度はイラストを描く練習を鉛筆と紙とで練習してみましょう。書けば書くほど曲線や立体描写に慣れていきます

こうした培われる画力はパソコンで物体を描く時にも底力として役立ちます。特にペンを使ってタブレットやPCで絵を描く時にはそう言えます。

紙のような感覚はないとしても、ペンを握る時の雰囲気や感触に通じるものはあります。電子端末の質にもよりますが、紙と鉛筆とで練習した描写はある程度ペンにも反映されるはずです。

本質をとらえる力はパソコン端末でも活かされる

デッサンは本質をとらえるのに役立つと描きましたが、パソコンで描こうが紙に描こうが、結局対象となるモチーフの視覚的特徴を正確にとらえる力があれば、分かりやすく自然なイラストが出来上がるはずです。

電子的な表現になるとしても、例えば人物の骨格や筋肉の付き方が自然かどうかは紙媒体の時と見た目が変わりません。そもそもの写実力や観察眼は、紙に出力されるかどうかに関わらず土台部分の要素です。

まとめ

パソコンで描く絵と紙に描く絵とは違います。とはいえ画力とか写実力といった観点から言えば、自然な絵になるかどうかは根本的にはデッサン力に通じるものがあります。

デッサンに長けることでイラストに長けるようになり、イラストを紙で練習することはパソコンで描く時に役立ちます。

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