影とハイライトを意識する事はデッサンを描く時の基本中の基本です。
これらの要素をデッサンに上手に載せるには観察力はもちろん、その他のノウハウやスキルも求められます。
デッサン時にどんなポイントを意識したらいいか、いくつかの点をあげてみます。
目次
影とハイライトの意味
デッサンにおいて光と陰影の関係とはかなり重要な要素となります。そしてこれらの要素を意味する用語はたくさんあります。例えば陰は光源と対象物との間に別の物体が入り込んだ場合にできる、対象物の暗部(光が直接当たらない所)のことです。
一方影は光が対象物にあたって地面に投影される暗部のことです。陰影とまとめて使われる場合がありますが、この2つは指しているものが違います。英語で言うと陰はシェードで影はシャドーです。
ハイライトとは明部(光が直接あたる所)の一番明るい所ではなく、自分の立ち位置によって変化する部位です。「光源の入射角と視点への反射角が等しくなる場所」とも言えます。
ハイライトは明部と違って不安定です。視点が動いても明部と暗部は変わりませんが、ハイライトは動きます。
上手な影とハイライトののせかた
上手に影をつけるには、陰影のレベル分けをしてみて、順序立てて描く事がポイントです。一番明るい所から始めて、次に明るい所、シェード、シャドーという風に続けていけます。このようにして明部や暗部の段階分けをすると影が自然になりやすくなります。
またハイライトですが、描くのでは消すことでのせることができます。この場合練り消しを使います。まずはデッサンを描いてみて、後で練り消しでハイライトを入れたい部分をなぞります。そうすると描いてあったものが消されて、あたかも白鉛筆で描いたかのような白さが現れます。
影の描写を学べる通信講座
影の描写方法を言葉だけで表現するのはやはり限界があります。そのため影の付け方を少しでも上達したい場合は通信講座を使って体系的に学習するのがベターです。例えば諒設計アーキテクトラーニングの「鉛筆デッサンマスターW資格取得講座」では、光と影による立体感の表現をプロのテキストで学ぶ事ができます。
初心者にも対応しているカリキュラムで無理なく学びとれます。また影だけでなくデッサンの様々な要素を幅広く学び、最終的にデッサン資格を二つ同時取得できる内容になっています。
詳しくは公式サイトに情報がありますが、デッサンに熟達したいならチェックしてみてください。
まとめ
デッサンは白と黒のシンプルな描写法ですが、意識すべき要素は幅広く、影とハイライトの付け方はそのうちの一部です。
影やハイライトを上手にのせるとデッサンは命を受けます。紹介した講座も活用しながらこれらの要素においてよりプロフェッショナルになりましょう。